
1917年から香水を作っている資生堂では、以前から香りの研究を行っています。その研究成果から、香りは自律神経に働き、脳の集中を高めたり、リラックスさせたり、よい睡眠を促すことがわかっていたため、資生堂の香りの知見を使うことで、忙しい女性たちが家で過ごす時間をより充実させることができるのではと考えました。
BliScentは二つの技術を掛け合わせることで、ほかにはないデバイスになりました。一つは自律神経のセンシング技術で、ユーザーの心拍数と心拍間隔のゆらぎをアプリで測定し、ストレス状態を把握する技術です。もう一つは、香りをその場で調香して出し分ける技術。6種の香料が入ったカートリッジからプログラムに応じて必要な量を噴霧します。
このプログラムには、資生堂の香料研究のロジックを生かし、独自のアルゴリズムを適用させています。こうして、「ストレス状態に応じて香りを出し分けることができる、スマートアロマデフューザー」が完成しました。3000種類以上の香りを調香することができ、さらにユーザーのフィードバックから嗜好を学んでいくことができます。