「銀座の生態からサステナビリティを考える」プロジェクト始まる

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銀座の生態を様々な視点から可視化するプロジェクトが、3月29日に幕を開けました。

コロナの猛威は多くの経済活動に制約を与えましたが、一方で世界の二酸化炭素(CO2)排出量は 前年と比べて7%程減っているなど、ポジティブな一面もありました。この事実はコロナ後の社会のあり方を考えるにあたって、私たちのパラダイムを転換させるチャンスになるかもしれません。単純に元の生活を取り戻すという事で良いのか。持続的な社会とは何か。改めて、身近な生態の循環に目を向けることで、未来へのヒントを見つけていきます。それを銀座を取り巻く様々な方々とのフィールドワークや、銀座オフィスのウィンドウディスプレイを通じて発信していくプロジェクトです。
年間を通じて実施するウィンドウディスプレイの転換に合わせ「前期」「中期」「後期」の3つのフェーズで構成しており、様々な観点から銀座を発見-観察-創造します。

Message from Creative Director<堀 景祐>

“WINDOW ART”がつくる、新しいコミュニティ

これまで資生堂はウィンドウーアートを通じて銀座の風景を彩り続けてきました。その思いを継承しながら更に銀座の街への関わりを強め、新たな視点での発見をしていきます。
今回は銀座に本社を構える資生堂銀座ビルのウィンドウーアートを起点に銀座の生態を「人・自然・生活」の循環として捉え、銀座の街をフィールドワークし、普段は見過ごされがちな目の前にある状況にあらためて価値を見出し、銀座にゆかりのある様々な方々と共に、さまざまな活動を通して、サスティナブルで新しい銀座の未来を創造してみたいと思います。

【前期】3/29~ 銀座生態図 GINZA ASSEMBLAGE MAP

ウィンドウーアートでは年間を通じて銀座の生態を様々な視点から観察し、採集物の立体コラージュ(ASSEMBLAGE)を展開していきます。前期では、銀座の街のフィールドワークや生態調査を通じて発見した、銀座に生息する植物(街路樹 / 野良花等)や生物に着目しました。

歩いて観察する過程で、銀座には多種多様な生態が存在することがわかりました。海外からの訪問者が多く歩く街として計画された銀座には、通り毎に種類の違う街路樹が植わり、外来種の流入により都市では見かけることが無い野良花など、複数の生態系が存在します。また、銀座は浜離宮と日比谷公園の間に位置しており、緑化された屋上は鳥や蝶の立ち寄り地点になっており、私達もヒヨドリやメジロなどを発見しました。
今回のウィンドウーアートでは実際に街で採集した植物 / 花を転写・ドライ化 し、葉脈の特徴を浮かび上がらせたり、バードカービングによる鳥の彫刻や、街で発見した植物の生え方、花をCMYKに分けた色採集、草木染め、葉の型押しなど様々なクラフトワークを組み合わせ、まるで生きているかのような生態の姿を展示しています。
ウィンドウーディスプレイの背面では、今回のフィールドワークの軌跡を展示します。ウィンドウ制作のベースとなったフィールドワークのリサーチフォトや、資生堂銀座ビルの生態調査資料、ウィンドウを製作する過程で検証した植物の染め和紙 、採集した樹木や花の小瓶などを自由に手にとっていただき触れて手元で観察していただきたいと思います。
是非、実際に資生堂銀座ビルでご覧ください。

展示期間 2021年4月から2021年8月
展示場所 資生堂銀座ビル(中央区銀座7−5−5)

※ WINDOW ART 「銀座生態図」の展示は前期/中期/後期で構成され、2021年12月まで展示予定。

銀座を象徴する柳は、空襲などの焼失などで、何度か植え替えられている。1932年公開映画の「銀座の柳」その主題歌でもあった。
ウィンドウでは、当時のレコードも展示。
銀座の街路樹に明治38年に植樹されたイチョウ。当時の銀座の風景を葉に転写。
銀座上空ではメジロが餌を求めて飛び交っている。
ウィンドウの背面では、今回のテーマの「銀座の生態観察」の軌跡を展示。 採集した植物や香りなども手にとって楽しむことができる。
Credits
Shiseido Creative Division
Executive Creative Director
信藤 洋二
Creative Director
堀 景祐
Producer
高嶺 祥子
制作
HAKUTEN
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